はじめに

太陽光発電は屋根に太陽電池を取り付け、太陽の光で電気をつくります。
つくった電気は実際にご家庭で使用して、使いきれずに余った電気は電力会社が買い取ってくれます。

災害で停電になった時でも太陽が照っていれば電気を使うことができる、環境にやさしく、経済的にも嬉しいシステムです。

押さえておきたいポイント

  • 導入費が高い
  • 発電した電気は電力会社が買取ってくれる
  • 自然が相手!?

これらのポイントはそれぞれ、「メリット」にもなることですし、同時に「デメリット」にもなることです。

確認してみましょう!

家庭用太陽光発電のデメリット

まずはお金のかかる部分から。

  • 初期投資が高い
  • メンテナンス費がかかる
  • 将来機器の交換がある

高いといっても問題はどれだけ「回収」できるかどうかですよね?
規模や仕様にもよりますが、初期投資も、最近では車より安くなってきていて、軽自動車の新車を買う程度の価格です。

導入してからの費用も合わせて、おおむね10年で回収はできているのが一般的なお客様の現状です。

発電量は日射量次第、自然災害で壊れる可能性はあります。
目の前に大きなビルができて日をさえぎられる。

強風や竜巻で屋根が飛んでいく。

心配すればキリがありませんよね。。。

確かに、天変地異がおきて大変なことになってしまうことはありますが、その可能性はどのくらいなのでしょうか?
風が吹いて飛んでいくような設備を国が設置することを認めるのでしょうか?
そして、天気に関しても10年間という期間で考えた場合、平均的に日は降り注いでます。

賢い方は、保険という回避方法を合わせて検討しています。

売電価格が年々下がっているこの表をご覧下さい。
10年間買取が保障されている「固定買取価格」の推移です。
(11年目以降は電力会社が設定した売電価格となります)

年度 売電価格(10kW未満)
2012年(平成24年) 42円
2013年(平成25年) 38円
2014年(平成26年) 37円
2015年(平成27年) 33円(出力抑制なし)/35円(出力抑制あり)
2016年(平成28年) 31円(出力抑制なし)/33円(出力抑制あり)
2017年(平成29年) 28円(出力抑制なし)/30円(出力抑制あり)
2018年(平成30年) 26円(出力抑制なし)/28円(出力抑制あり)
2019年(平成31年、令和元年) 24円(出力抑制なし)/26円(出力抑制あり)
2020年(令和2年) 21円
2021年(令和3年) 19円
2022年(令和4年) 17円

ご覧の通り、年々下げています。

でも、もうお分かりですよね?

設置機器(初期投資)も同じように下がってきていて、「入ってくるお金も少なく、出て行くお金も少なく」といった状況が現状なのです。

太陽光発電のメリット

次はメリットです。

あまった電気は売電する!光熱費を削減できるから電気料金が安くなる
家庭で作った電気を使えば、当然、電力会社から電気を購入する必要はありません。

つまり、毎月の電気代が安くなります。

そして、作った電気の中で使いきれなかった分を電力会社に購入してもらう。

このシンプルな考え方が基本です。

機器が安価になっていて、性能も上がっている
ポイントは「性能向上」です。

「より発電する」ように、さらには「壊れにくく」なる。メーカーもしのぎを削っています。
初期の機器と比べて現在の機器は格段に進歩しています。

さらに、販売開始から幾年が経過してきています。ある意味、太陽光発電に関わる人々にノウハウの蓄積が出来てきたのです。
同時に、機器の経年劣化が緩やかで寿命も長いことがわかってきています。

蓄電池をつければメリットも大きくなる

オール電化住宅、電気自動車など、電気の使い方はいろいろあります。

もし、売電価格が下がってきても、このように相性の良い使い道があれば、太陽光発電で作った電気を家庭で貯めておき電力会社から買わずに使うといった選択肢が生まれてくるのです。

それを簡単に実現するのが「蓄電池」です。
もちろん、災害対策でも有効ですよね。

こちらも、年々価格が下がってきていて、一般でも手が届くところまできたようです。

まとめ

他にもいろんな「メリット」、「デメリット」ありそうですが、環境にもやさしく、儲かる可能性の高い「投資」としても有望な、「太陽光発電」。

「取り付けることが出来る場所」をお持ちの方は是非ともご検討してみてください。